向上心の足跡

子育てエンジニア的つぶやき集

家族でイギリス移住 隔離生活の巻 ~2021年初夏ver.~

2021年6月下旬から、夫の海外赴任について英国に家族で移住にトライしています。
経緯や渡航準備、コロナ禍での普段との違いはこちらにまとめています。

life.kusuwada.com

今回は、2歳児・4歳児連れでの隔離生活11日間+αにて書いてみようと思います。
意図せずホームステイ形式になったので、イギリス文化というかホームステイ先の家族とのギャップ、隔離施設としてよかった点・もう少し確認すればよかった反省点などを振り返ってみます。

隔離宿泊施設として選んだ宿

上記記事にも書いていますが、

  • 子どもたちの食事の手配(自炊ができる)
  • 子どもたちが少しでも外に出られるか(お外遊び大好き〜ズ)
  • お値段

このあたりを考慮して、民泊の Airbnb で見つけました。
ホテルで大人用の食事付き&ちょっと広めのキッズ遊べるスペースのある部屋、とか、"red"指定国からの入国時にも使える、完全隔離のマンションの一室キッチン・洗濯機・お庭付き、などあったのですが、めちゃ高かったり、入国2周間前にならないと予約できなかったり、住む予定の地域と遠かったりしてやめました。
ロンドンだと色々見つかるのですが、地方は辛い!

で、決めた宿の特徴(webサイトから分かる情報)は

  • 戸建ての一室+共同のキッチン・お風呂・トイレ
  • ちょっとしたお庭つき
  • 2段ベッドとノーマルベッドの計3つのベッド
  • Brighton中心部からバスで一本
  • ホテルや他の施設の約1/3くらいの価格
  • お風呂は直したばかりで清潔らしい
  • お子さんがいる家庭で、おもちゃも貸せますよ、とのこと

他、オーナーさんの評価がめちゃ高かったり、長期滞在可能な点、隔離施設として使って良いかをオーナーさんに確認して決めました。民泊の中でも子供不可、長期滞在不可、キャンセル不可(返金なし)など色々条件が違うので、結構慎重に探しました。

持参したおもちゃなど、準備してきたもの

庭があると聞いてはいましたが、広さが不明なこと、その前の長時間フライトもあること、イギリス雨が多いので外に出れる日は少ないかも、と思っていたので、室内で静かに遊べそうなおもちゃをリサーチしてたくさん持っていきました。
もともと持っているおもちゃも良いのですが、飽きさせないために新しいものもそこそこ仕入れてきました。やっぱり「新しい」おもちゃって、それだけでワクワクして遊んでくれやすいですよね。
やっぱり雨が多くて外で遊べない日も多かったので、以下持参したおもちゃにはめっちゃお世話になりました。
以下、機内用のおもちゃ・グッズも合わせて紹介。

4歳半用

  • 折り紙・折り紙の本

「親子で遊べる楽しい折り紙」シリーズ。4~5歳だと、自分で見ながら折れるものもありわかりやすいみたい。友人のおすすめで買いました。2つ目の3~5歳用だと簡単なものも多いので親の負担が少ない印象。
長女はもともと折り紙が好きなので、隔離中は何度かお世話になりました。

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  • あやとり・あやとりの本

こちらも「親子で遊べる楽しい」シリーズ。4歳児には結構難しいものが多かったですが、難易度が設定してあり、「かんたん」なものなら一緒にできるかなという感じでした。丈夫なあやとりも2つ付いていてよき。
飛行機の中でも遊びやすく、場所も殆ど取らないのでおすすめです。
長女は隔離中に火が付いたようで、何度か一緒にやってみたあとは一人黙々と四段梯子を練習し、一人でできるようになったと嬉しそうでした😊
ハマればラッキー、くらいの気持ちで持ってきていましたが、大正解。

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二段ベッドの上で黙々と四段梯子を練習する長女。

  • 迷路・塗り絵

100均で大量に購入。一部は船便、一部は預かり荷物にして隔離用、数冊だけ飛行機用に。
普段から家で遊んでいるものなので隔離中もやるかなーと思っていたのですが、あまり使いませんでした。

  • ひらがなやABCの本

こちらもほぼ100均で揃えたもの。くもんのなども買っていましたが、しっかりしていて重いので船便メインで送っておきました。100均のは小さくて薄くて持ち運びにはなかなか良いです。カラーが少ないので子供のモチベーションはそこまで上がらないかもしれないですが…。
長女は9月からこちらで小学生(イギリスでは5歳になる9月から)ということで「小学生はABCが書ける人が入るんだって」という話をしているとやる気が出たようで、ABCを書く練習をたくさんしていました。

  • 100のあそび

他の国に子連れで渡航した人の隔離中グッズでおすすめされていたもの。ホワイトボード用のマジックペンでカードに色々書いて遊ぶものが100種類も!
隔離中はかなりお世話になりました。4歳長女でも十分楽しめました。顔を書いてあげましょう、絵を書き足してあげましょう、というのもあって、もう少し小さい子でも遊べそう。

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同じシリーズのものも。こっちはちょっと難易度が高めらしい。こっちも一応買って持ってきていましたが100もやりきらなかったので出番なし。

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  • 図形パズル

磁石でくっつくタイプのパズル。これなら散らばりすぎないので、ものを無くしそうな隔離宿内でも遊べました。「こういうのを作ってみよう!」というガイドのようなカードが入っていて、一人遊びが基本苦手な長女も一人で黙々と遊んでいました。ちなみに次女はこのマグネットのパズルをくっつけて長くして遊んでいました😊

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  • クレヨンと画用紙

塗り絵より今は絵を書くほうが楽しいらしく、持ってきていたミニスケッチブックにいっぱい絵を描いていました。

このハガキサイズのものを買って持っていったのですが、描いたらちぎって見せてくれ、大事に袋に入れて保管していました。ちぎりやすいし作品も保管しやすいのでこのサイズは丁度良かったかなと思います。
ということで、クレヨンと画用紙は持ってきて正解。(なんだかんだ頂いたものを合わせたらクレヨン4セットくらい持ってきていた…\(^o^)/)

屋外用

お庭付きということで、狭いスペースでも遊べそうなものを持っていきました。
お庭にお家のおもちゃや木馬、小さいコースターがあったりと遊ぶものには事欠かなかったので、隔離中は実はあまり使いませんでした。

  • 縄跳び

The 王道。100均で揃えました。お庭が思ったよりも狭かったり、洗濯物が干してあって縄が引っかかってしまうことなどから、最初の2~3日使ったくらいかも。

  • マジックテープのキャッチボールセット

狭くてもできそうな、マジックテープでキャッチするタイプのミットとボールのセットを持っていきました。こちらも隔離中は洗濯物があったりであまりできませんでしたが、引越し後に近くのひろーい芝生の公園とかで遊べそう👍

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やはり自然遊びにはかなわない。葉っぱや花びらで遊ぶのが一番楽しかった&長いこと遊んでいました。

2歳0ヶ月用

  • ブロック型手遊びおもちゃ

次女氏、手先の細かい遊びが好きなので、機内用にこんな玩具を用意してみました。将来ギークになるかしら。とくに歯車のパートが好きで、割と興味を持っていましたが、鈴がついていて音がするので機内ではほとんど出番なし。隔離宿で時々触っていました。
※パッケージがぐちゃぐちゃに潰れて送られてきたので、プレゼントにするには要注意。中身を出して自分で包装し直したほうが良いかも。中身はとてもきれいで素敵でした。

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  • ブック型の手遊びおもちゃ

こちらも指先遊び。チャックとか好きだし、「ぱっちん!ぱっちんしゅるの!」と鞄のバックルなどを留めたがるのでハマるかな?と思い購入。
次女はかなり気に入ったようで、飛行機でも隔離宿でもよく遊んでいました。ただし大人が外したものをはめる、大人が付けたものを外す、しかできないので、ある程度付添が必要。なんと長女は隔離中にこれでちょうちょ結びができるようになりました。そういう使い方もあったか。
軽くてたためて持ち運びやすい&音がならないので、移動にももってこいかなと思います。

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真剣です。口が尖っている。

  • お魚釣りマグネット

こちらもブック型のおもちゃ。マグネットになっているお魚(ブックにくっつく)を磁石の竿で釣る遊び。機内でも活躍しましたが、マグネットのお魚は多少無くなってもいいやという覚悟が必要。釣った勢いで飛んでいったり、2歳児が撒き散らしたりするので😂
遊び終わってブックを畳んだ状態でも、お魚が結構落ちてくるというレビューがあったので、ジップロックを持参してそれにお魚を保管してました。

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  • シールブック

100均で大量に購入。一部は船便、一部は預かり荷物で隔離宿&2~3ヶ月のこちらの生活用、一部は機内に持ち込んで機内で遊びました。
やっぱりシールは正義。ずっと集中して遊ぶことはあまりありませんでしたが、長女と一緒に顔に貼ったりして楽しんでました\(^o^)/

  • 水塗り絵(100均ver)

こちらも100均で購入。筆と水を垂らすと色がつくシートが3枚付いているセット。
正直、下の水塗り絵ブックのほうが、絵の具も使わないので服や家具を汚す心配なく、安心して子供に持たせられてよかったです。

  • 水塗り絵(book)

水が入れられるペンとセットで売られている、水がつくと色が出てくる本。100均のもののように、水がつくと絵の具が溶けてるわけではなく、珪藻土みたいに水を吸って色が濃くなるタイプなので何も汚さない。分厚いのでちぎれる心配もなし。4冊くらい買って、長女と次女それぞれ楽しみました。
機内でも隔離宿でも、これは相当遊べました。
次女は水をつけると好きな生き物(アリやハチ、ネコや牛)が出てくるのが嬉しいようで、自分で塗って見せてくれたり、親や姉に塗ってもらったりしていました。

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  • 輪投げ

以前プレゼントで頂いていた、こちらの輪投げを持っていっていました。
物を投げたい盛りの2歳児には結構よい遊びでしたが、前から持っていたおもちゃということもあって飽きるのも早かった。
家具を傷つけないし、音もしないおもちゃなので、新しく買って持っていたら結構使えた気がします。

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  • ポータブルDVDプレーヤー+小さな変圧器兼変換プラグ

プラグも電圧も違うので、あまり家電は持っていかなかったのですが、隔離宿で見る用にポータブルDVDプレーヤーと好きなDVDだけ持っていきました。テレビも付いていたのですが、好きな時間に好きなのをやっているわけではないのであってよかったです👍ちなみにFireStickももっていっていたので、wifiとHDMI端子付きのテレビがあればこれで十分だったかもしれません。

こちらは持っていった小さな変圧器兼変換プラグ。持っていった家電の中で唯一ポータブルDVDプレーヤーだけ240Vに対応しているか怪しかったので、ワット数小さめ、サイズも小さめ軽めの変圧器兼変換プラグを一つ持っていきました。
ササッと使えてよかったです。

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水回りあれこれ

イギリスは超硬水地域のため、日本から持参する洗剤やシャンプー・リンスはあまり合わない(泡立たない)と聞いていたので、これらのものは現地で調達する気で来ました。現地の洗剤系は結構匂いが強かったりするものがあり、日本人ブログでおすすめされているものを中心にAmazon.ukでエイヤっと買っておきました。…とはいえもう一度タクシーでの引っ越しがあるので控えめに。

また、ライムスケールという石灰が、まーシンクにもケトルにもお風呂にもトイレにも付きやすい。水垢と違ってペリペリ剥がれるので、ステイ先のケトル(透明)に白いペリペリがたくさん浮かんでるのを見て仰天しました。ライムスケールが付きにくくなるお手入れ用品や、ごっそり掃除するスプレーなんかも売っているので、こちらはイギリスでの自宅に引っ越してすぐ購入しました。
ちなみに引越し先に備え付けてあったケトルにも白いペリペリが沢山浮かんでました…。

洗濯物まわりの驚き

洗濯機を貸してくれる、ということで、隔離期間中に3~4回お洗濯しました。
まず、洗濯機、壊 れ て る !!!
使えるには使えるんだけど、めっちゃパッキンを調節しないと蓋が閉まらない。最初は自分たちでは難しかったので、オーナーさんたちにやってもらいました。
つぎ、乾燥機も別であったのですが、乾 か な い !!!
乾燥機別であるのに、5時間回してもそこそこくらいにしか乾かない。後に物件の仲介さんに聞いた所によると、こちらの乾燥機は乾きにくいものが多いらしい。雨の多い国だから乾燥機大活躍と思いきやそうでもないらしい。

そもそも、(仲介さん情報によると)マンションのみの話の気がしますが、外観維持のため洗濯物は基本外干しNG、室内干しとのこと。宿泊先では、中庭に外干しするのが基本で(中庭は外観を損なわないからOK?)乾燥機はめったに使わないらしい。最初使いたいと言ったら「そんなもんいらないよ」と言われてしまった。

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部屋干し用のグッズは結構揃っている&売られていているようで、ステイ先でもラックをいくつか使わせてもらいました。
外干しは、日本のような物干し竿+ハンガーではなく、庭に張ったロープにシャツもタオルも掛けていくスタイル。下着など小さいものはピンチハンガーに吊るしてロープに下げていました。お隣さんも同じ感じだったので、この地域ではこれが一般的なのかな。

あと、外干ししていると、鳥が多いので鳥の💩の被害に会いがち。雨もよく降るので、ちょいちょい干している最中に雨が降って余計濡れているのを目撃しました。

キッチンまわりの驚き

これもご家庭によるらしいのですが、噂に聞いていた「泡を洗い流さない」スタイルのおうちでした。
洗い物はシンクにとりあえず積んでおき、食洗機にまとめて入れたり、シンクに水を張って洗剤を入れ、そこでブラシでチョチョイと擦って乾かして終わり。この時洗い流さない。
最初なんだか食事が全体的に洗剤の匂いがするなーと思っていたのはこれが原因っぽい。ネット宅配で頼んだスーパーのりんごに、洗剤が漏れて付いてしまっていたのでそのせいかと思ってた。
これに気づいてから、お皿を使わせていただくときは一旦すすいだりウエッティで拭いたりしていました。が、プラスチックのお皿って匂いがこびりついてとれにくかったです。

個人的にこの洗剤の匂いもなかなかでしたが、シンクが常に洗い物で満杯、かつホストのものなので勝手に洗ったり片付けたりしづらい、というのが結構ストレスでした。洗おうか?と聞くと「そんな事しなくていいのよ、そのままにしておくのが私達のスタイルなの」と言われ、しかしわたしたちの使ったものは洗っておきたい、がシンクが一杯で超洗いにくい…。というのと戦っていました。

もう一つ。基本靴で家の中も過ごす文化ですが、このおうちは「カーペット張り替えたばかりだから玄関で靴脱いでね」って言われてました。ら、キッチンでバナナを踏み、ベリーを踏み、靴下が即どろどろになりました。。。
1歳半のお子さんがいたので、彼女が食べたあとは色々落っこちている。ヨーグルトなどベチャッとしたもおのが基本落っこちても暫く掃除しない。よく見ると、家の人達、キッチンは靴履いてる…。どういうことや…。子どもたちは裸足。
その足でベッドに乗るのは御免。靴下ベチャベチャも無理ー!と思ったので、即キッチン用スリッパを大人分買いました。子供はお家に倣って裸足、キッチンから部屋に帰ってきたら足を拭きましょう、ということに。

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そんなキッチンで作った朝食。簡単に用意できるように、シリアル・ヨーグルト・フルーツ・野菜・ベーコンと目玉焼き。フライパンの蓋はなかったので毎日こんな感じでした。

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お昼によくやったサンドイッチ。せっかくなので、最終日は中庭でいただきました。

ちょっと困ったこと 時差ボケ

大人は結構慣れるの早くて2日目には完全にイギリス時間で行動していましたが、子どもたちが時差ボケになれるのに約1週間かかりました。
昼寝をいつも13:00~15:00くらい、夜は22:00~7:00 という睡眠サイクルだったのですが、イギリスについて昼寝をしてしまうとまぁ起きない。揺すっても布団をはいでも明るくしても、抱き起こしても(!)全然起きない。日本の深夜だもんね。

一番困ったのが朝。最初は4:00くらいに起きていました。1週間くらい4:00~5:00の間に起きる生活をしていたのですが、その間ホストファミリーは隣の部屋で8:00まで寝ているわけで。この時間静かに過ごすというのが子供(4歳児)にとっては辛かったかなと思います。
機内だけ音の出ないおもちゃが活躍すると思いきや、この早朝の時間にも大活躍でした。

めっちゃ困ったこと お風呂とトイレ

事前に確認はしてお風呂がホストファミリーと共同、というのは知っていたのですが、なんとトイレもお風呂と同じ部屋に付いているもの一つ!ということは、どちらかの家族がシャワーを浴びている時はトイレが使えない!隔離中なのでお外のトイレを使うわけにも行かない!!緊急事態!!
特に子供はまだ尿意・便意をコントロールできないので、ホストファミリーがシャワーを浴びている時間にトイレに行きたくなることが数回。しかも運悪く、私達のいつも💩するタイミング(朝食後)の時間がホストのシャワータイム。
一度子供がどうしても我慢できない、ホストファミリーが結構なお風呂タイムを楽しんでいる(多分音楽流してバスボム使って遊ぶやつをやっていた)という事があり、やむを得ずノックしたところ「今後はシャワー中にはノックしないで!」とお怒りのメールが。(直接は夫が言われたらしいが私にはメールが来た)
この件以降、食事やトイレのタイミングにかなり気を使っていましたが、一度だけ4歳児におむつを履かせてしまい(なんとか間に合った)、お風呂+トイレ一つを2家族で共有するのは厳しいというのを思い知りました。
ちなみに、ホストファミリーがトイレに行きたくなったら困るかな、と思って、こちらもシャワータイムはめっちゃ急いで短時間で済ませていたので、これも地味にストレスだったかも。

もし家族で長期間民泊に滞在する場合は、トイレが2個以上あるかを絶対確認したほうが良いです。本当に。

子供の変化

長女はもともと日本でもDVDやYouTubeで英語を聞くほうには親しんでいましたが、自分から英単語・英文を覚えよう・喋ろうという気持ちが出てきた感じがしたのがこの隔離期間でした。長女氏、めちゃめちゃシャイなので数日間は親の影に隠れて生活していましたが、慣れてきてからそれなりに楽しんでいたようです。
Brightonはカモメが多く、お庭にもカモメちゃんの💩が降ってきたりして驚いたのですが、ホストファミリーの赤ちゃん(1歳半)に伝えようと、"Bird's poop!"という言葉を覚えて連呼したり(日本で言う幼児の「うんちうんち」症候群と似たようなもの?)、"Hiya!"という皆さんよく使っている挨拶を覚えて真似したり。
うんちつながりだと、ホストファミリーの飼っているギニーピッグを庭に放し飼いにした時、やっぱりうんちがそこら中に落ちちゃっていて、構わず歩くホストの赤ちゃんに "Pig's poop!!"と教えてあげたりしていました。うんちの英語ばっかり覚えたな。

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お外に放してもらったギニーピッグ。

その他、上にも書きましたが隔離期間用に用意していったあやとりや紐などの室内遊びグッズに思いの外ハマり、あやとりの4段梯子を黙々と練習して一人でできるようになったり、ちょうちょ結びができるようになったりしました。子供にとって10日間ってとても長い。

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二人で母の靴のちょうちょ結び。足の写真失礼します。

次女については別で書こうと思いますが、渡航直後はちょっと体調を崩してしまっていました。回復してからは日本もイギリスも関係なく、いつものよく食べ、よく喋り、よく怒り、よく遊ぶ2歳児やってました。言語に関係なく喋りかけられたことのオウム返しを良くする時期なので、日本語で喋れば日本語のオウム返しが、英語で喋りかければ英語(?)でそのまま返ってくる感じです。1歳赤ちゃんとはおもちゃを通じてそれなりに交流していたのでは。

総括

10年前ですが、イギリスには夫は一年住んでいたし、私も2週間近く旅行できたことがあった+夫のホームステイ先にもお泊りさせていただいたりしてたので、そんなカルチャーショック的なことはないだろうと思っていたのですが、家庭による!というのがよくわかりました。あとは家族で割と長期滞在というのも、気になる点が増えた原因のひとつかな。

正直最初、キッチンのごちゃごちゃ(mess!!)を見た時、キッチンで靴下でバナナとブルーベリーを踏み潰した時、オーナー一家がシャワー中に娘が便意を催したけど「シャワー中にノックしないで!」と言われてしまった時など、何度か「もう無理!」と思いましたが、慣れとは不思議なもので。最後まで「こりゃあかんな」と思ってたのはバス・トイレが共同で行きたい時にトイレに行けない点くらいになってました。(これは文化・生活の違いではなく設備の問題)

それより何より、この10日間1部屋に押し込められる隔離生活において、おもちゃを貸してもらえたり、お庭に出てカタツムリやアリ・カモメを眺めたり、大きな声を出して飛び跳ねたりできたこと、オーナー家族の会話を聞いたり、見ているテレビを盗み見たり、食べているものや料理を見させてもらって、ちょっとイギリスの生活を私達親も子供も体験できたことがプライスレスだったなぁと思っています。

小さいお子さんがいる家庭だったこともあって、子供の夜泣きやものを汚すこと、家のもので遊んでしまうことにも寛容だったと思います。我々にはかなり良い隔離宿だったかなぁと、終わってみた今では思えるのでした。ちゃんちゃん。

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最終日、お世話になったお部屋の二段ベッドから、お世話になったお庭を眺める子どもたち。良い思い出ができたね。