向上心の足跡

子育てエンジニア的つぶやき集

家族でイギリス移住あれこれ ~2021年初夏ver.~

コロナ禍による影響あれこれとか、勤め先のサポートほぼ無しでのフライト・PCR検査の手配・引っ越し・住居探しなど。
※2021年6月時点の情報ですので、特に入出国条件については最新の政府の情報を確認して下さい。

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こんにちは、ご無沙汰しておりますkusuwadaです。いまイギリスにいまーす。

2021年6月下旬に、夫の海外赴任について英国に家族で移住にトライしています。
期間は1年間と短いのですが、このコロナ禍で通常と違うことも沢山あったので、色々メモ代わりに残そうと思います。加えて、夫の会社的には赴任というより海外留学(共同研究)みたいな位置づけで、イギリスに拠点なし・サポートもほぼなし、という状態で自分たちでほぼ全て手配したので、そのあたりも書ければと思っています。
お金も最初にどーんと軍資金をもらい、それで全てをやりくりするスタイルだったので、なるべく節約志向です。

コロナ禍で色々通常と必要な手続きやかかる期間が変わっているんだけども、海外移住をこのタイミイングでする人も少なく、情報も少ない。公式ページを見てはいるのですが、「これで手続きは全部揃ってるのか?」とかなり不安な日々を過ごしていました。このタイミングで海外移住する人は少ないと思いますが、もし少しでも誰かの参考になれば幸いです。

渡航時期と家族構成など

渡航のタイミングがだいたい決まったのが2021年の1月ごろ。世界情勢を見ながら、可能であれば6月ごろに行きましょうという話に。ここから私は休職・引き継ぎの準備、同時に渡航に必要な情報を集めたり、現居をどうするかの検討をしたりしていました。
移住パーティーは、夫、私、娘4歳・2歳。

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夫が先に渡って住居を確保した後我々が行くプランと、全員同時に移動して全員で隔離期間を過ごすプランと考えたのですが、一人で子供二人と一つの部屋で10日は無理だと判断し、全員一斉に移動することにしました。
後に、イギリスでは5月ごろから(?)入国時の隔離について緩和があり、日本からは友人の家も隔離施設として使えるようになったので、夫だけ先行プランでも良かったかなーと思ったり…。

イギリスへの引っ越し 荷物編 in コロナ禍

たかが一年、されど一年。そこそこ日本から服や靴、玩具や絵本、日用品を持っていきたくなります。イギリスに荷物を持っていく手段としては、船便・航空便・手荷物が考えられます。
通常だと船便が送ってから2ヶ月で着、航空便は1~2週間。しかし今はコロナ禍。流通にも影響があるとのことで、船便だと3~4ヶ月、航空便でも3~4週間と普段よりかなり時間がかかるそうで。
特に船便は、早めに出航してもらって、我々が着くくらいのタイミングで現地着、というのが理想なんですが、コロナ禍で入国が厳しくなっていること、入国拒否されるリスクが高いということで、我々が入国したのを確認してからの出航となるとのこと。(※引越し業者によります)
一年しか行かないのに、下手したら1/3の4ヶ月も荷物届かないんかい!といういことで、船便では冬物のダウンや服、すぐになくても困らない玩具や絵本をメインに送ることにしました。
航空便も先に送ることはできないから到着まで1ヶ月かかる上に、お金も結構かかる。
ならばということで、生活に必要な最低限のものは、全部手荷物として一緒に飛行機で移動することに。
食器や電化製品はほぼなし(PS4とSwitchとDVDプレーヤー,FireStickは持ってきたw)。食品も日本食一年食べなくても行けるやろ、ということで麦茶とだしの素だけ少し持参。

合計、トランク2つとダンボール7個。無料枠に一つだけ収まらず追加料金2万円払いましたが、引越し業者の航空便を使うことを考えると破格。これと子供二人、ベビーカー、機内持ち込み用の小さいトランクとリュックなどを持っての移動となりました。ちなみにダンボール1つはまるまるバイオリン×2と緩衝材のタオルたち。これがなかったら無料枠で収まったな。もう一箱はまるまるおもちゃや隔離中に使うようの室内遊びグッズ。

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自宅から羽田空港、イギリスのHeathrow空港から隔離宿のBrigtonまでは、これらの荷物が詰める大きめのタクシーで送迎してもらい(9 seater)、空港内はカートを使って移動。羽田ではちょっとお金を払ってアテンドも付けてもらって、ちょっと不安だった荷物預かりまでサポートしてもらいました。そのおかげもあってか、思ったより楽ちんでした。荷物はすぐに預けちゃうしね。

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イギリスへの入国のための手続き in コロナ禍

パスポート取得やビザの取得、航空機の手配に関してはコロナ禍で時間がかかるなどあったものの通常と大きく変わらなかったかなと思います。
2021年5~6月現在、その他やっておかなければいけなかったことは大きく下記の4点。

  1. 出国前72時間以内のPCR検査 & 陰性証明の取得
  2. 出国前48時間以内の a passenger locator form 登録
  3. 到着後の隔離施設の予約 (と空港からの移動手段の確保)
  4. 到着後、2日目&8日目のPCR検査キットの予約とreference number取得

夫の情報網(?)だと4を直前まで知らなかったらしく、ukの入国関連ページを見ていた自分が気づけてよかったと思う反面、他に必要な手続きはないか?子供はPCR検査が必要なのか?何歳から?隔離宿の条件は?みたいなのを手探りで探していました。
PCR検査に関しては結局、出国前の検査は11歳未満は免除、英国入国後のPCR検査は4歳以下は免除、ということで子どもたちはふたりとも免除。結構お金かかるので助かった。

前例を誰かがブログに書いたりしてくれていると助かるんだけどと思いつつ、こんな時期にファミリーで渡英して、ましてやブログ書いてる人なんてそうそうおらず。無事入国できたときは本当にホッとしました。

ちなみに、4の隔離後のPCR検査ですが、英国政府のサイトからamber国からの入国時に使える検査機関・会社のリストが有って探せるようになっています。

Choose a provider for your day 2 and day 8 tests - GOV.UK

お値段ピンきり、施設に行って受けるものもあれば、キットを隔離宿に届けてもらって自分で受けるものも。私達は子供を連れて土地勘がないところ検査を受けに行くのが面倒かなと思ったので、自分でやるタイプのものを探し、それぞれ口コミ評価を見て少々値が張ってもサポートがしっかりしている、期日を守ってくれそうなところにしました。
ちなみにここ。1 Health Hub。

Coronavirus - Health Hub

郵便に出した翌営業日にはきっちり「届いたぜ」の連絡もくれたし、その日のうちに結果も来たので本当に早かった。不明点はチャットで問い合わせられるのもとても良かった。
一番安いところの倍したけど、安心してお任せできるのは大事。特に子供との隔離期間が関わっているので。

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こちら検査キット。自分でやるタイプのもので、口から入れて喉をゴシゴシ、同じ棒で鼻から2.5cmくらい入れてゴシゴシするタイプでした。

入国後の隔離施設と生活について in コロナ禍

イギリス入国時の隔離施設の条件については、出国した国によって"red","amber","green"に分かれており、日本は5,6月の間は"amber"でした。
"red"に指定された国からの入国は専用の隔離ホテルの予約が必要で、これを守っていない場合は入国審査のときにめちゃめちゃ高い罰金×人数分払わされるというのを見て気が引き締まりました。しかもこの専用の隔離ホテルは、入国の2週間前からしか予約できず、ファミリーで行けそうな所はめちゃ高い。そして数が少ない。日本が"red"になりませんようにと6月入ったあたりからはずっと祈ってました。
"amber"の国からの入国についてはそこまで厳しくなく、

  • ホテルや友人の家など隔離施設と決めた所に10日間いつづけること
  • そこまではなるべく公共交通機関を使わないこと
  • PCR検査のサンプルをポストに出す以外は外出しないこと(すなわち必要な食料や日用品は自分でなんとかするか同じ家に住んでる人にお願いする)

などが条件です。NHSというイギリスの医療システムが日用品の買い出しなどサポートしてくれるとのことでしたが、デリバリーとオンラインスーパーとAmazon UKで我々は事なきを得ました。

3食付きのホテルも考えたのですが、子供用の食事もついているホテルは中々見つからず。2歳になりたて児がいたので、自炊のできる環境があればそっちにしようということに。そもそも2週間ホテルってかなり高い!!さらにロンドンではなくちょっと南のブライトンという街なので、ホテルもロンドンほど多くない。
で、民泊も視野に入れて Airbnb で宿を探してみたところ、格安&お庭付きの家の一室を借りれるというのを発見。ある程度広さのあるホテルだと一泊 £100 (=1万五千円)位かかるところを、一泊 £39(=6千円)。お風呂トイレ・キッチンはオーナーと共同だけど自炊もできる。冷蔵庫も使わせてもらえる。
正直webサイトの写真からはよくわからなかったけど、そんなに古くも汚くもなさそうなお家で、ちょっとしたお庭があって外に出られる。どうやらオーナーにもお子さんがいるようで、おもちゃもいっぱいあって貸してあげるよ、とのこと。これは!と思って飛びつきました。

結果、大正解。イギリスは雨の日が多いので外に出れない日もありましたが、うちの子たちはもともと外遊びが大好き。雨がやんだらすぐにお庭に出て、カタツムリを眺めたり、赤ちゃん用すべり台で遊んだりぴょんぴょん跳ねたり。ずっと部屋の中だったらどうなっていただろうと想像もできないほど、お庭にはお世話になりました。

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お庭に落ちてた花びらを拾って水とぐしゃぐしゃして遊ぶ娘たち。時々こんな晴れた日もありました。縄跳びがギリできるかどうかくらいの広さでしたが、気兼ねなく飛んだり跳ねたりできる場所があるのは本当にありがたい。

自己隔離中の住居選びと手続き

さて今回の移住ですが、冒頭にも触れたように会社からのサポートはほぼなしなので、住居も住居探しのためのエージェントも全部こちらで選んでやっていかなければいけません。
日本にいる間に決められればよかったのですが、こちらでお願いしたエージェント(エイ○ル ロンドン支店)はビザが下りてからじゃないと進められませんとのことで、夫の会社の手続きの関係でビザがギリギリに降りた我々には住居のことをやっていく時間はありませんでした。あと、イギリスと日本の時差のせいで先方とのやり取りが一日に一回とかになってしまったので進まなかったのも原因かも。
仲介さんと相談して、こちらの自己隔離期間中に、エージェントに物件をいくつか提示してもらって気になったのがあればエージェントが変わりに現地に赴き内見、我々はそれをビデオで見るという「オンライン内見」をし、良さそうであれば契約を進める、という作戦を立てました。

イギリスの家賃は高いと聞いていたものの、思ったよりもう一段高くて、狭くてもいいから清潔な部屋を!と思うと £1600 (約25万円)/月 は下らない。車がないので駅近で探していたのもあるかも。更に2 BedRoomだとオーナーさんによっては子供が駄目だとか、土地勘がないのでWebで見た良さげな物件を紹介してもらおうとすると「繁華街の近くだから子供を育てるのには向いていない」と却下されるなど、最初の数日はどういう物件が我々に向いていて、相場がどれくらいなのかを知るのに費やしました。

ちなみによく見ていた物件サイトはこちら。

数日経ってみて仲介さんが紹介してくれてオンライン内見まで行った物件も、次のメールのタイミングではもう誰か他の人に決まってしまっていたり、今住んでいる人の気が変わって物件を貸し出す日が延長されたりと色々トラブルも有り、一筋縄では行かない気配がしてきました。
また、荷物が多い&隔離施設での不便が出てきたので、できれば隔離期間が明けたらすぐに新居に越したいという思いもあり、ちょっと焦っていた私は、もう理想の家とかでなくていいからすぐ決められるところを!と勢いづいたのが到着3~4日目。

正直今回お願いした仲介さん、ジャパニーズクオリティを期待してしまっていたのかもしれませんが(ジャパニーズカンパニーだし)、返信も中々くれず、良い物件出ているのに紹介してもらえないまま他の人に決まってしまっていたり、仲介料に値する仕事をしてもらっていない感じがするなー…。と、もともと連絡がうまく行っていなかった不信感もあり、自力でサイトで物件探してオーナーに直接連絡取って…ということもやり始めていました。ただ、やはり隔離期間中というのが効いて、隔離開けるまで実際内見できないので契約にまでは至らず。

あの手この手を尽くしていましたが、なんとか仲介さんに紹介いただいた物件に予約できそうという事になったので、ちょっと狭いかなとか、学生向けでファミリー向けではないかな、など気になる点もありましたが「住めば都」でしょう!とそこに決めました。
決める前の内見も、仲介さんが捕まらかなかったので結局オーナーに直接オンライン内見してもらったり、契約や質問事項のやり取りは直接オーナーとやったり。次引っ越しするときはもう1.2ヶ月分の家賃払ってまで仲介さんにお願いしないほうが良いなと思った引っ越しでした。※会社・担当者にとても左右されると思います。

決めたと行っても、前金を払うまでは抑えることができません。このお金を払うところもかなり苦労しました。
それまでのサービス(ホテルやタクシー、Amazonやスーパー宅配)は全部クレジット払いでいけてたのですが、クレジットNGとのこと。更に夫の仕事が日本での雇用&給料円払いのままだったので、一年分一括で支払いが必要になってしまいました。
こちらの銀行はこちらに来て隔離が明けてからから開設しようと思ってたので、なんとか日本の銀行から住居オーナーにお金を送金しなければいけません。ダメ元で日本の銀行に片っ端から問い合わせてみるも、こちらの送金先の身元チェックに少なくとも3~7日、通常だと2~3週間かかると言われ、物件を押さえることが難しい状況に。

結局どうしたかというと、国際送金サービスでなんとかなりました。今回は wise を使って、手数料一回あたり6000円払いつつ、一度の総金額上限が100万円名ので3~4分割して支払いをしました。

送金サービス、銀行事情はもうちょっと調べてから来たら良かったなーというのが反省。
あとは仲介さん。ロンドンやってくれる日本の仲介さんはたくさんいたのだけど、我々が住む予定だったブライトンではあまり見つけられず。最初に問い合わせて返信が帰ってきた所に決めちゃいましたが、知り合いのツテとか口コミとか、もうちょっと調べればよかった。
ちなみにオンライン内見はやっていただいてよかったです。仲介さんの目で気になるところ・日本人が気にしそうなところをちゃんと見てくれ、物件サイトの写真ではわからなかった床板の割れや冷蔵庫の中の備品の欠損、シャワーの圧なども見てくれました。
自己隔離中、土地勘がない地域でのコロナ禍での引っ越しということで、きっと仲介さんにはいていただいてよかったのだと思おう。支払う値段相応化は大分疑問だけど…。

今後の予定

折角なので、イギリスで困ったこと・情報が欲しかったことなどあれば書いていこうかなと思います。
実質ホームステイだった隔離宿での話、長女の学校の話、次女の保育園の話、使ってよかった洗剤などの日用品などなど。
ちなみに、日々の日記的なものはこちらでレポート中。

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