ｚコロナウィルスが話題になり始めてからほぼ2ヶ月が経とうとしていますが、まだまだ不織布マスク、手に入らないですね。増産するとのことでしたが、欲しい人も増えているからか、大人用のマスクの在庫があるところを3月中は一度も見ませんでした。
4月から学校が再開するけど、マスク着用と言われているそうで。手作りマスクの需要がますます増えてきてるらしい。
すると、マスクの素材になるダブルガーゼや、マスクのゴムや紐が今度は品薄状態らしく。手作りマスクも販売サイトから規制を受けたり品薄だったりして手に入らないのよー、という話を近所の小学生ママさん達がしていました。
そこで、手作りマスクをそこそこ作ってきたので、どの生地が使えたか、やめたほうが良かったかをまとめてみました。
※この生地では手作りマスクの材料を色々試してみた結果です。手作りマスクではウィルスは100%防げないことにご注意ください。
マスクの生地
- ◎ ダブルガーゼ
- ◎ ベビー用ガーゼ・沐浴タオル (捨てる予定だったもの)
- ○ スムース生地
- ○ Tシャツ (捨てる予定だったもの)
- ○ ベビー肌着 (捨てる予定だったもの)
- △ ガーゼタオル
他、普通のハンカチや手ぬぐいも使えそうです。ただ100均の手ぬぐいは目が荒すぎるので、マスクには向いてないかな…。
ダブルガーゼ
王道。やはり縫いやすいし口当たりも良い。仕上がりもゴワゴワしたりしない。ただし現在入手困難とのこと。いつも100均でちょうどいいサイズのが売ってるんですが、ここ最近では売り切れてしまっていることが多いです。
ただ、3月中旬にユザワヤに行ったときは、マスク生地特集をやっていて可愛いのもそこそこ売っていました。ネットでもまだ買えるところはあるみたいです。
ベビー用ガーゼ・沐浴タオル
上のダブルガーゼと基本同じ素材でできているはずなので、もし家に余っている・もう使わなくなったのがある場合はとても良いかと思います。沐浴タオル、我が家では一瞬しか使わなかったので、かねがねもったいないなーと思っていたんです。良い転生の場を見つけました。
2020/4/15 追記
マスクのためのガーゼを求めて赤ちゃん用のガーゼを買う人が増えているようで、出産を控えているご家庭や赤ちゃん産まれたばかりのご家庭で買えなくなってるみたいです。お家に余ってる場合はとても良いと思いますが、以下のTシャツの素材も十分心地よいので、よれよれTシャツの生地なんかを使ったほうが良いかと思います。たくさん作って売ったりお知り合いに配るような方は新品の布が欲しいかと思いますが、赤ちゃん用品を代わりに購入するのは是非お控えいただければと思います…！
スムース生地
ダブルガーゼのようにさわり心地がとても良い生地です。うちには、娘の保育園用布団カバーをこの生地で作っていたので、端切れが結構ありました。最初に作ったマスクがこの生地です。
ダブルガーゼより目が詰まっているので、マスクとしての効果は十分ありそう。ただ、大きな落とし穴がありました。この生地とてもよく伸びるんです。ミシン初心者なので、ミシンでこの生地を縫っていくと、どんどん生地が伸びていってしまって端の処理が合わなくなる…。結構難易度の高い生地のようです。
手縫いだと上記のような失敗は起きにくいこと、つけ心地はとても良いこと、品切れにはなりにくそうなことから、腕に自身のあるミシン使いの方や、手縫いでトライされる方にはおすすめ。
Tシャツ
Tシャツにも色々あるので一概には言えませんが、普通のTシャツをちょっと多めに重ねる(4~5重くらい)と、結構強力そうなマスクが出来ました。お家に「もう捨てよっかな…」ってなった首元がよれたり、デザインが若々しすぎるなどの訳ありTシャツ、ありませんか？転生のチャンスです！！
個人的には、結構気にいってたけど使いすぎて首元よれてしまったTシャツが、お気に入りの柄をマスクに取り込みつつ転生できたのが嬉しかったです。
Tシャツでも、通気性が良すぎるものは向かないと思いますし、上記のスムース生地みたいによく伸びる生地のものは、ミシンだと大変そう。
ベビー肌着
Tシャツとほぼ同じ。ダブルガーゼ生地のものも多いし、スムース生地っぽいものも多いので、ミシンで縫うときは要注意うい。もう入らなくなったけど人にあげられうほど綺麗ではない、みたいな肌着が余ってたら、転生チャンス！
ガーゼタオル
100均のガーゼフェイスタオルが可愛すぎたので、これを使ってマスクを作りました。
柄はとてもいい感じだったのですが、なにせゴワゴワ。目がとても荒いので、マスクとしての機能はそんなに高くない。保湿目的くらいがちょうど良さそうです。
もし表布をガーゼタオルにするなら、裏布はもう少し薄い生地にするなど工夫したほうが良さそう。
マスクのゴム・紐の材料
- ◎ マスク用ゴム
- ○ マスク用紐
- ○ 平ゴム (5mm)
- ◎ ヘアゴム (細め)
マスク用ゴム
王道。耳も痛くなりにくいし扱いやすい。ただ、こちらも現在入手困難とのこと。100均のゴム棚からは早々に姿を消していました。通販だとまだ扱っているところは結構あるみたい。
マスク用紐
ゴムと紐の間みたいな、ちょっと伸びる生地。こちらも耳が痛くなりにくいですが現在入手困難とのこと。これ、使ってみて保湿目的のときはとても良かったのですが、花粉対策、飛沫対策、と思うとちょっと力が弱すぎる。私はこの時期、主に花粉対策でマスクをしていますが、このゴムで作ったマスクだとずれやすく、色んな所にすぐ隙間ができてしまって花粉が侵入してきている気配を感じます…。
平ゴム
こちらはマスク用の紐との対極。ベビー肌着用の平ゴム(4コール)だと約3mmなので、かなり細いです。それでいて力強い。私は6コール(約5mm)のゴムを使って花粉用マスクを作りましたが、とても安心感のある力強さです。長時間つけっぱなしにすると耳が痛くなりそうですが、一定の時間だけ着けたい場合は、普通のマスクゴムや紐よりむしろおすすめです。
ヘアゴム
ヘアゴムでもゴムはゴムなので代用できます。細めの、切って使うタイプの長いヘアゴムを変えば、好きな長さに調節できるし完璧です。程よい力強さ。100均にも売っているので入手しやすいです。ただ、濃いめの色がほとんどなので、希望の色のゴムを見つけるのは難しいかも知れません。
最後に
色々な素材でマスクを作ってきましたが、こんなに手作り用マスクの素材まで入手しづらくなる日が来るとは夢にも思っていませんでした。特に手軽に少量を安く買える私の大好きな100均では、マスクの材料も早々に姿を消していました。でも下記のように、まだ在庫があるショップもあります。こちらはマスクキットの販売とのことで全部揃います。
不織布マスクと比べると、選択肢が多いこと・実際手作りする人は少ない事もあって「何もない！」状態にはならなさそうですね。手作りマスクの人が増えていて、外出しても見かけることが多くなりました。「あ、おしゃれだな！」と思うマスクもあり、ファッションの一部として楽しむくらいの気持ちで乗り切りたいです。
