向上心の足跡

子育てエンジニア的つぶやき集

花の採取と押し花づくり with 2歳児

はじめに

春先の大型連休、今年はなんと10連休!そして私は9ヶ月の妊婦!急な出産・体調不良に備えて、遠出も帰省も控えたほうが良さげ!
しかし!!!
家には、普段保育園でせっせと体力作りに勤しんでいるハイパー2歳児が!!さぁ、どうやって乗り切る?!

普段保育園や幼稚園に子供を預けていると、こんな長い時間子供とべったり一緒に過ごすのも一苦労。TVやDVD見せてもすぐ飽きちゃう。しかも、旅行や帰省という特殊空間の力も借りれないので、厳しい事態になるのが目に見えている。

ということで

  • 子供の体力を使いそう(外歩き)
  • 自分はそこまで体力を使わない(追いかける・持ち上げる、が無い)
  • 子供と一緒にできそう
  • 自分が楽しめそう
  • 母の日も近いし、作ったものをじいじ&ばあばに送れそう

という条件にピッタリ当てはまる、押し花づくりをしてみました。
ちなみに私、普段押し花なんてしないですし、押し花どころか花束やブリザードフラワー、最近人気のハーバリウムも全く興味がありません( •̅_•̅ )。頂くのも花より団子が良いですし、小中高と休憩時間はケイドロ(ドロケイ?)かドッヂボールしてました。
ただ、娘が道端でタンポポを摘むのが好きなのと、春で丁度いろんな雑草が花を咲かせていたので、ふとやってみたくなったのでした。

日程はこんな感じ。

  • 1日目: よく晴れた日の午前10:00~11:30、花の採取
  • 1日目: 11:30~13:00 詰んだ花の虫チェック & 押し花作成
  • 1日目: 22:00~22:30 新聞紙の入れ替え
  • 2日目: 11:00~11:30(適当) 新聞紙の入れ替え
  • 7日目: 10:00~12:00 押し花でしおりや便箋の作成

下記の流れで振り返ってみます。
各パートで使用した道具を書いています。雑草ばかりだし、ちゃんとしたきれいな作品を作ることよりも、家にあるものと100均で揃うもののみを使ってできることを優先しました。

最終作品はこんな感じになっております。

f:id:kusuwada:20190505034548j:plain

※ 子供の性格や月齢で、できることできないこと・好きなこと嫌いなことが全然違うと思いますので、どこまで自分でやれるか・楽しめるかは参考程度にしてください。

花の採取

花の採取は、晴れた日の10:00~13:00が適しているらしいので、そういう日を狙いました。花ができるだけ乾燥している方が良いとのことなので、前日も雨じゃない日のほうが良さそう。

4月も後半ともなると日差しが結構強かったので日焼け止めと帽子はマスト。あとは、収集した草花を入れておく箱。手持ちだとすぐに傷んでしまうので必須です。できれば子供が自分で開け閉めしやすい箱が良いです。

また、子供にできるだけ自分で選んで自分で採取して「自分でやった」感をもたせたかったので、今回は「母専用」の収集箱も持っていきました。自分の性格上、綺麗な押し花を作るにはこうしたい・ああしたい、という気持ちが出てきて子供に色々口出し・手出ししてしまいそうだったので、いっそ私も別で好きなものを好きなように作ることに。これは本当に良かったです。

f:id:kusuwada:20190505021105j:plain

採取のポイント

咲き始めの綺麗な花が狙い目だそうです。
押し花にしてみると、意外とイケるやつと残念な仕上がりになる花があったので、なるべく沢山の種類を採取しておくとよいかと思います。
他の押し花作成サイトでは犬のオシッコがかかってる可能性があるので、高い位置にある花を選んでね、と書いてありますが、オシッコ上等。犬がオシッコしやすいところの花しか子供には取れないので、この際オシッコは気にしないことにしました。

タンポポのように厚みのある花や、つつじのように水分たっぷりの花びらは、あまり押し花に向いていない(特に初心者)ですが、子供が好きなので、まぁ採取しても構わないかと。実際それなりに作品になりました。

あとは当たり前ですが、他所様の家の花壇に咲いている花をちぎったりはせず、雑草と落ちている花を対象にします。

ささっと終わらせて、花がしぼんでしまう前に次の押し花作成へ。

使用した道具

  • ティッシュを一枚入れた空箱 ×人数
    • 紙製でも金属製でも
    • 子供が自分で開閉できると尚良し
  • 帽子・日焼け止め

押し花作成

採取してきた草花を、一つ一つ虫がついていないかチェックしながらティッシュに並べていきます。

f:id:kusuwada:20190505021109j:plain

新聞紙の上にティッシュを引き、その上に花を並べていきます。小さい雑草でも意外と虫がついているもので、特に子供の採取した花はノーチェックだと青虫がついてたりするので注意!
写真は母の採取した花&母の並べた草花ですが、子供もちょっと教えてあげると自分で並べられました。虫チェックと、並べた後の花の重なりを取ってあげるをお手伝いすれば十分そうです。(花びらが大きいものは難しそうなのでお手伝い必須)
かっこいい仕上がりを求めるなら、ここで仕上がりのイメージに花を広げておくそうです。今回はまぁ適当です...。
雑誌・新聞紙・ティッシュ・草花・ティッシュ・新聞紙・雑誌、になるようにサンドイッチして重ねていきます。最後におもしの本を上に重ねて完了。
タンポポのような分厚い花は、花の後ろの分厚い部分をハサミで切っておきます。また、花びら系は花びら系で集めるなど、水分が取れやすいように高さを揃えてあげた方が良さそう。

f:id:kusuwada:20190505024109j:plain

「分厚い本でおもしをし」の例。

作成のポイント

  • 虫チェックは丁寧に
  • 花は重ならないように
  • 分厚い花は後ろを切る
  • 意外と子供も自分で並べられる

使用した道具

押し花の作品化

1週間くらい経ったので、作品を作ってみます。1週間もあればパリパリに乾いていい感じになっていました。
覚悟はしていましたが、採取したときから色がかなり変色しているものが多く、ピンクだったものは紫に、オレンジだったものがピンクになっていたりしました。minneやcreemaなどハンドメイド作品を売っているサイトを見ると、本当に綺麗な押し花作品が多いですが、あんなに綺麗で発色の良い作品を作るにはもっと良い材料・自然乾燥以外の方法でやる必要がありそう。

f:id:kusuwada:20190505021152j:plain

作ったものはこちら。

使用したものは下にまとめていますが、今回は100均で全部まかないました。十分綺麗にできたかなーと思います。
押し花用のはがきは近所で見つかれば買おうと思ったのですが、100均・文房具屋・ホームセンターでは見つかりませんでした。まぁAmazonでポチッとすれば良いんですけどね。

採取した草花から映えそう・良さそうなのだけを使いました。結局3/4くらいは使ったかと思います。ヒメツルソバというピンクの花を採取していたのですが、こいつだけは色あせもひどく、形状ももっこりしてて使いづらかったので殆ど使いませんでした。

つつじは最初「大きすぎて使えないなー、捨てようかなー」と思っていたのですが、とりあえず葉書にどーんと貼っておいたところ、夫が見ていろいろ書き足し、ちょうちょや鳥にしてくれました。子供が意外に気に入ってくれたので、そのままラミネートして子供にプレゼント。

このパートだけは子供がいない時 or 寝てるすきにやっちゃいました。押し花の状態だとかなり繊細なので、一緒にやるのは難しかったと思います。
そのかわり、できた作品を「じゃんじゃじゃーーん!」と盛大にお披露目し、子供が自分で摘んで押し花にしたお花だよ!というのをアピールしたところ、めっちゃ喜んでました(๑˃ᴗ˂๑)

作成のポイント

はがき・便箋はプレーンな下地を選び、花にちょんちょんとボンドを付けて貼っていきます。ボンドを付けすぎないようにすることと、花びら系のものや千切れそうなパーツは下地の方にボンドを付けたほうがうまくいきました。
ラミネート加工する場合は、のりの付いている面に花が来るようにしたほうが良かったです。反対向きにラミネートしてしまうと、栞用にパンチで穴を開けた部分から空気が入ってきてしまっていて持ちが悪そう。

使用した道具

  • 和紙はがき(100均) ※だたの画用紙でもOK
  • プレーンの便箋(100均)
  • 手貼り用ラミネートフィルム(100均)
  • 木工用ボンド
  • はさみ

作品集

f:id:kusuwada:20190505021202j:plain

f:id:kusuwada:20190505021212j:plain

f:id:kusuwada:20190505021221j:plain

f:id:kusuwada:20190505021238j:plain

f:id:kusuwada:20190505031825j:plain

上の3つがツツジ。ハート・鳥・ちょうちょになりました。このツツジたちと左下の栞に貼ってある草花は、子供が摘んで押し花にしたもの。下の段の真ん中と右が、母が摘んで押し花にしたものです。
ツツジたちの色がラミネート前に比べて大分茶色くなっていますが、ラミネート前に子供がたくさん触ってしまったためと思われます…。

おわりに

春の花がたくさん咲いている時期ならではのこの遊び、副産物もあってとても良かったです。作った便箋で早速おばあちゃんにお手紙を書き、母の日の贈り物と一緒に送りました!
最初は、押し花作りまで楽しめれば、作品は適当に画用紙に貼ってすぐ捨てちゃっても良いかと思っていましたが、意外に綺麗なのができちゃいました。友人への手紙にも使えそう。(使った)
また、長期大型休暇、子供との過ごし方・遊び方もマンネリ化しがちなので、子供が体力使ってくれる&母も楽しいアクティビティになって良かったです。もちろん父でもじぃじ・ばぁばでも!
葉っぱだけでも良い感じになりそうなので、気が向いたら夏や秋にもやってみようかな٩(๑❛ᴗ❛๑)۶